世界の検索エンジン最新動向と海外SEO戦略【2025年版】
最終更新:2025-09-05
2025年の検索はChatGPT、Perplexity、Microsoft Copilot、Google Gemini、Deepseekなどの「AI要約」が主流になりつつあります。また検索エンジンとしては、多くの国では引き続き Googleが主導する一方、中国・韓国・ロシアなどではローカル検索エンジンが強く、同じやり方が通用しません。
海外進出をする際に重要な、グローバルで共通する検索市場の基本と、市場ごとのポイントを解説いたします。
このコラムの要点
世界の大半では Google の基準に沿った、高品質なコンテンツが重要な位置づけとなっています。
一方で、中国(Baidu)・韓国(Naver)・ロシア(Yandex)は例外です。
検索エンジンの順位を決める設計思想と流入動線が根本から異なるため、ローカルのやり方に合わせることが必要になってきます。
世界の主要検索エンジン
世界全体の検索トラフィックは依然としてGoogleが大きなシェアを握っています。世界全体の検索エンジンのシェアは約90%がGoogle、4%がbing、2%がYANDEX、その他Yahoo!、DuckDuckGo、Baiduなどとなっています。
これは「一般検索」だけではなく、近年は垂直型の検索(地図、ショッピング、動画、求人など)や、生成AIを入口にした、質問→要約→遷移のもしくは、完了の体験も増えています。したがって媒体ごとの数字だけを追うのではなく、ユーザーが「「どの文脈で」「どの画面から」到達しているかまで可視化し、コンテンツの役割を整理することが重要です。
市場選定では、国ごとの検索エンジンの利用率をチェックします。
前述したとおり、多くの国ではGoogleがシェアの90%以上を占めていますが、StatCounter等の公開データで国別のシェア推移を確認し、直近3〜6か月のトレンドに応じて投資配分を調整します。例えば中国ではBaidu、韓国ではNaver、ロシアではYandexが依然として強く、Google前提の施策だけでは機会を取りこぼします。まずは「優先国 × 優先エンジン」のマトリクスを作り、それぞれに必要な前提条件(アカウント、審査、技術要件、配信面)をチェックリスト化しておくと、着手漏れを防げます。
1.共通の対策(Google/Bing ほか)
どの市場に進出する場合でも、まずはグローバル共通の基礎を固めます。
Googleで最重要なのは「E‑E‑A‑T」(経験・専門性・権威性・信頼性)の可視化と、実世界の評価(受賞・導入事例・研究・レビュー)の紐づけです。実務者や監修者のプロフィール、一次データの出典、更新履歴、編集方針などをページ上で明示し、断片的な情報の寄せ集めではないことを示します。
その他、海外進出するうえで重要なGoogleに好まれる(見る人にとって役に立つ)コンテンツ制作については、別なコラムで解説いたします。
2. 地域別攻略ポイント
中国(Baidu)
中国本土で安定的に検索流入を得るには、まず法規やインフラの前提を満たすことが不可欠です。ICP(Internet Content Provider)ライセンス(サイト運営許可)の確認、Baidu の公式ツールである 百度検索資源平台(Search Console 相当)への登録が基本です。これらの準備が整っていないと、コンテンツの出来に関わらずクロールや表示で不利を抱えます。
取得条件としては、「中国本土に登記した法人」、「サーバーを中国国内に設置」、「登録されたドメインを使用」とややはハードルが高くなっています。
つまり、日本や海外企業が中国国内で公式サイトやECを展開する場合、この「ICPライセンス」がないと中国本土からアクセスできない/遮断される可能性があります。
コンテンツ面では簡体字中国語での自然な表現、現地法令・商慣習への準拠、そして地図、百科、動画などとの連携が効果的です。メタ情報や構造化データも活用しつつ、モバイル前提の軽量設計に振り切ると成果が安定します。デザインやカラー情報量なども日本とは大きく違ってきます。
韓国(Naver)
Naver は「ポータル型」の情報探索体験が色濃く、ウェブ検索だけでなく Blog、Post、知識iN、ショッピング等の面が強力に統合されています。そのため公式サイトのSEOと並行して、Naver 内部の面に一次情報を出し分ける運用が重要です。Naver Search Advisor(Googleのウェブマスターツールのようなもの)を使用し、変更の即時反映には IndexNow を併用します。
ブランドクエリの占有率(社名・サービス名)を高める施策も重要です。公式サイト・Blog・SNS・動画のメディアミックスで、検索面の“面積”を広げていきます。
韓国の検索エンジンのシェアはGoogleとNaverが約50%:50%なため、Google、Naverの両方の対策がひ必要になります。
ロシア(Yandex)
回線速度の問題などもあり、高速なページでの設計が基本となります。地域ターゲティングの設定や、Yandex.Webmaster でのモニタリングを徹底し、構造化データと高速表示で“普通に強い”ページを積み上げるのが王道です。
また、ユーザーの意図に即した詳細コンテンツ(比較表、設置手順、料金の考え方など)を用意すると、長い滞在と指名再訪につながり、ランキング安定につながります。
ヨーロッパ(Ecosia/Qwant/Seznam)
ヨーロッパはプライバシー志向や規制対応(GDPR)の影響で、国やユーザー層によって検索動線が分かれます。Ecosia や Qwant のような代替検索が支持を集める一方、チェコの Seznam は自社クローラと IndexNow 対応でサイト更新を取り込みやすいのが特徴です。Googleのシェアが90%ですが、GDPRの影響で検索結果の削除や、NEWSの非表示など他の国とは検索結果のロジックがことなります。顔認証やターゲティング広告など個人情報に関わる部分は仕様が他国と異なる仕様がありますので、とくにEUに海外進出する場合は注意が必要です。別途詳しく解説させて頂きます。
3. まとめ
2025年の海外SEOはAIの台頭や、検索エンジンシェアの動向、現地の法律や風習を理解する事が重要になってきます。
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参考文献・出典
世界各国の規制や各検索エンジンの状況は必ず、公式アナウンスや開発者向けドキュメント、規制情報を随時確認してください。
- Google 公式ブログ/Google for Developers(構造化データ、ランキング関連)
- Bing Webmaster Blog/Bing Places
- Core Web Vitals(INP 等の指標)
- IndexNow 公式情報
- 百度検索資源平台(Baidu)
- Naver Search Advisor
- Yandex.Webmaster
- Seznam、Ecosia、Qwant の各公式情報
- EU 関連:European Commission、EUR‑Lex
- DuckDuckGo 公式情報
- https://gs.statcounter.com/(国別検索エンジンシェア)
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