E&Cエンジニアリング
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航空宇宙・防衛や研究機関といった高信頼性を要する領域にも対応できる製品・施工実績を背景に、吸収体から電波暗室・シールドルームまでの一貫提供力を強みに国内での存在感を高めてきた。国内拠点を核としつつ、海外は米国・韓国の販売パートナー経由で供給するモデルを採用している。
E&Cエンジニアリング海外進出
進出地域・体制
- 対応地域:北米(米国)、韓国 など
- 進出形態:輸出 + 販売代理店(Cornes Technologies USA 経由)
E&Cエンジニアリングは、2019年のコーンズ・グループ統合※1を契機に、グループの海外拠点を活用した販路展開を進めたと考えられる。
その後、米国では Cornes Technologies USA(サンノゼ)※2、韓国では DYMSTEC を通じて製品供給を行い、海外顧客との接点を拡大。
このネットワークを背景に、E&C製品はグループを通じて海外展示会にも登場しており、2025年のIMS 2025(米国・サンフランシスコ)出展など、北米市場での活動が確認されている。
今後は、2026年のマイクロウェーブファクトリーへの事業承継を通じて、Cornes RF Engineering(コーンズRFエンジニアリング)体制のもとで海外展開を継続・強化する見込み。
海外市場向け代表商材
海外展開での主力は、EC-SORB®ブランドの電波吸収体シリーズ。いずれも5G/ミリ波・車載レーダ・衛星/防衛など、高周波・高出力領域に特化しており、他社が参入しづらい狭い市場を深く押さえる商品展開。E&C(Cornes RF Engineering体制)が英語サイトや米国展示会で前面に打ち出している。
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EC-SORB® ECP-3(ピラミダル吸収体:ミリ波〜300 GHz対応)
広帯域かつ大入射角でも性能低下が少なく、軽量・難燃(UL-94 HBF)・着脱容易(ベルクロ固定)など 施工性に優れたモデル。300 GHz級までの超広帯域対応を公式に打ち出しており、 次世代センシングやテラヘルツ領域まで見据えた設計が特徴です。 -
EC-SORB® HP-3/HP-26(高耐電力用ピラミダルタイプ)
高出力送信を扱うアップリンクやレーダ試験など、高電力環境での使用を想定したモデル。広帯域特性と耐出力性を両立し、海外のR&D/試験設備での採用が進みやすい構成です。 -
EC-SORB® SFシリーズ(周波数特化シートタイプ)
5G・V2X・車載レーダ向けに、28 GHz/60 GHz/76.5 GHzなどのホットスポット帯域に最適化。薄型で樹脂や装置内部にも貼付できる柔軟設計で、開発治具・試験環境で重宝されています。
E&Cエンジニアリング 英語ニュース(2023/03/13 300 GHz吸収体発表) https://ece.co.jp/en/news/
吸収体ラインアップは、数十 MHz〜テラヘルツ帯をカバーし、その中でも上記3シリーズは、海外市場で競合が少ないレンジを戦略的に押さえて“ニッチトップ商材”として位置づけられています。
英語サイトでの継続的な情報発信(例:300 GHz対応吸収体発表/2023年3月13日)や、IMS 2025(米国・サンフランシスコ)へのCornes RF Engineering(コーンズRFエンジニアリング)名義出展など、グローバル市場における訴求も強化されています。
ニッチトップニュース(海外展開・製品発表)
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300GHzに対応した電波吸収体をリリース!
E&Cエンジニアリング公式ニュースリリース(2022年5月24日)
Cornes RF EngineeringグループのE&Cエンジニアリングが、最大300GHz対応の超広帯域電波吸収体「EC-SORB® ECP-3」を発表。
ミリ波~テラヘルツ帯をカバーし、5G/6G通信・衛星・車載レーダ向けなどニッチ高周波領域での競争力を強化。 -
CRFE(Cornes RF Engineering)、米国IMS 2025に出展へ
E&Cエンジニアリング公式ニュース(2025年6月10日)
マイクロウェーブファクトリーとE&CによるCRFEが、米国サンフランシスコで開催の「IMS 2025」に出展予定。
Cornes Technologies USA拠点を活用した北米市場での販路開拓・ブランド強化を図る。
E&Cエンジニアリング基本情報
1971年に米国Emerson & Cuming(エマーソン・アンド・カミング)社の日本電波部門として発足し、1991年に独立。電波吸収体や電波暗室の国産化を進め、国内試験環境の基盤を築いてきました。
2019年にコーンズグループと統合し、商社・製造・エンジニアリングが連携する体制へ。スローガン「We support your power.」のもと、先端技術開発を支えるトータルソリューションを提供しています。
主要製品
特筆すべきは、6G領域の通信端末や先端技術開発に関わる業界などで使用される電波吸収体を取り扱っていること。
耐候性に優れた屋外用や宇宙空間でも使用可能な真空用、歩行路用といった、特殊な用途での電波吸収体の試作や製作にも対応しています。

https://ece.co.jp/products/absorber/anp.html
耐候性・耐燃料型フレキシブル電波吸収体
ポリエチレンを使用し、従来の共振型に比べて10分の1の軽さを実現。軽量・薄型で耐候性・耐燃料性に優れた製品です。電波暗室や航空機の反射減衰や鉄塔の反射防止、船舶レーダー等の偽象防止の用途で使われています。

https://ece.co.jp/products/absorber/ecp3.html
ミリ波用広帯域電波吸収体
ピラミダル電波吸収体は高い周波数域では50dBの吸収性能を基本的に維持しますが、E&Cエンジニアリングの製品はミリ波領域の性能を重視して開発されています。110GHzにおいても優れた吸収性能を示し、広い帯域で50dBの吸収性能を維持する製品です。
会社概要
| 会社名(正式名称) | E&Cエンジニアリング株式会社 |
|---|---|
| 所在地(本社) |
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-3 新横浜KSビル7F TEL:045-471-4791/FAX:045-471-4798 |
| 工場 |
北海道工場:〒069-1507 北海道夕張郡栗山町字旭台1-98 TEL:0123-72-1211/FAX:0123-72-1212 |
| 法人番号 | 8020001019468 |
| 設立年 | 1991年10月16日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 非公表(公式サイト未掲載) |
| 主要製品・サービス | 電波吸収体(EC-SORB®ほか)/電波暗室・シールドルーム/ファントム/試験測定システム など |
| 主要市場/顧客業界 | 通信(5G/6G)/自動車(レーダ)/衛星・防衛/研究機関 ほか |
| 業界団体 | 未確認(公的名簿で確認できず/必要に応じ追記) |
| 公式サイト | https://ece.co.jp/ |
